blog:ぱじるしさん

ぱじるしあみもの

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なんとなくな襟付け。正しくはないけど、それっぽくはできあがります。

衿つけについて

他の部分は、基本的には浴衣や長襦袢、単衣キモノなど普通のキモノを縫う時と同じ方法でしたが、衿に関しては、推奨される手順・縫い方ではありません。

衿は、着物の中で唯一立体になる部分で、難易度が高いので、私が簡単と思う方法で説明します。
肌襦袢、赤ちゃん甚平、浴衣程度の普段着は、これから説明する方法でも問題ないように思います。

正式な縫い方は、寸法が厳密に、そして美しく仕立て上がると思います。
和裁のテキストなどを参考にしてください。

はじめての和裁 DVDつき手習い帖

衿つけの基本工程

衿の部分は、針目(縫い目)が表からも裏からも見えなくなります。

衿付け出来上がりイメージ

身頃の表と衿の裏を見ながら作業するので、下図のように、部品を並べます。
身頃は平らには開かないので、まずは背縫いを中心に広げます。

衿付け:材料の並べ方

えりと身頃を合わせる作業手順

背中心から作業します。


衿先→背中心→衿先の順に縫い合わせますが、距離が長くて大変なので適宜分割しても大丈夫です。

糸の変わり目は、数センチ前の縫い目に重ねるように縫います。
うまく縫えなかった部分をほどく時も、必要な部分だけほどいて、同様に少し重ねて縫います。

衿つけは左右対称です。以下の図はすべて片側だけですが、反対側の身頃も同じように作業して下さい。





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